闘病記。〜ホジキンリンパ腫 IV期〜

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zoom RSS 末梢血幹細胞採取 1日目/Increased-BEACOPP療法の結果と今後

<<   作成日時 : 2007/02/24 20:59   >>

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まずは、昨日聞いたこれまでの治療の現時点での結果と今後の治療方針について書きます。ちょっと長いです。

2006年11月6日より、Increased-BEACOPP療法(増量BEACOPP療法)という化学療法を第5クールまで実施しました。その後、今週前半にCT、ガリウムシンチ、呼吸機能検査を行って現時点での評価をしました。

まず、CTで見える腫瘍として一番大きな胸にあるリンパ節において、治療前と第3クール終了後で比べると半分以下になっていたのですが、第3クール終了後と第5クール終了後を比べるとそれほど変わっていませんでした。
ガリウムシンチは治療前に全身画像しかとっていません。そのためそれと第5クール終了後のものを比べると、胸に大きく写っていた集積がなくなっており、腫瘍細胞はほとんどわかりませんでした。ただし、今回はもっと詳しく撮影したスライス画像をとっており、これには集積が認められました。このスライス画像はCTのように頭の方から輪切りにした画像と、胸の前から後ろにスライスしていった画像、右から左にスライスしていった画像の3種類があるのですが、おのおのの角度においてこれがそうだろう、という黒い集積がありました。

Increased-BEACOPP療法においては第5クールおよび第6クール終了後くらいに画像上見えなくなって、それでも腫瘍細胞が残っていると考えて第8クールまで徹底的な化学療法をする、というのが通常の考え方だそうですが、今回の検査では画像上残っており、このまま第8クールまで進めていったときに腫瘍細胞が見えなくなり寛解といえる状態になるというのは可能性として低いと判断したそうです。
また、もう一つの呼吸器検査ですが、これは治療開始前、第3クール終了後と測定しており、第3クール終了後の時点で80% 程度まで落ちているという結果が出ていたのですが、今回の第5クール終了後でさらに落ちており、今後Increased-BEACOPP療法を続けるにしても抗ガン剤の量を減らすことを考慮せざるを得ず、そうするとますます寛解の望みが低くなるため、Increased-BEACOPP療法は第5クールで断念することとなりました。

次の治療として考えるのは造血幹細胞移植です。これは通常最初の治療として選択されることはまれで、再発時および初発での化学療法で思わしい効果が得られなかったときに選択される治療法です。
まず、造血幹細胞という血液を作る細胞を事前に採取した上で大量の抗ガン剤を投与して腫瘍細胞を徹底的にたたきます。大量の抗ガン剤ですからガン細胞とともに白血球などもほとんどゼロに近い状態になります。その時点で事前に採取した造血幹細胞を移植し、正常な
血液を作れるようにします。この造血幹細胞はガン細胞を攻撃する作用もあるそうで、そういう意味でも移植が治療として使われるんだそうです。

ということで、この造血幹細胞移植をすることとなりました。ただし、造血幹細胞を採取したあとに行う大量の抗ガン剤を投与する方法としてはいくつかあり、これについてどの方法を採用するかはまだ決めていないそうです。これは月曜日および水曜日に血液内科でのミーティングがあるそうで、そこなどで最終決定されるそうです。

さて、まずは造血幹細胞の採取です。造血幹細胞は骨髄にあるものですが、血液中にも出てきているので成分献血のように両腕に針を刺し、片腕から採った血液を機械に通して造血幹細胞のみを取り出してもう片腕から体内に戻す、末梢血幹細胞採取という方法で採取します。
血液中に出てきているといっても少量のため、大量に血液中に出すための方法があります。
一つは「白血球を増やす注射」としておなじみのG-CSF製剤を注射する方法。この注射が造血幹細胞を血液中に動員する作用を持っているのだそうです。もう一つは抗ガン剤を投与して骨髄抑制を起こした後、やはりG-CSF製剤を使いながら骨髄機能の立ち上がりによって血液中に動員する方法。今回は抗ガン剤は使わず、大量のG-CSF製剤を投与する方法を選択することになりました。

予定としては今日から4日間G-CSF製剤を注射、2日目から毎日血液検査をして様子をみながら4日目・5日目に末梢血幹細胞採取を実施する予定。採取は一度では十分な量とれない可能性があるので、まずは2日間を予定、足りなければさらに採取を続けるそうです。

採取は午前中3時間くらいで終わるものだそうです。その際の懸念事項としては、まず血栓症および脳梗塞の危険性があること。これは特に高齢者の場合に考えられることですが、私の場合は年齢的にリスクは低いとのことです。あとはいったん血液を機械に通すために抗凝固剤を使う必要があり、それが血液中のカルシウムを低下させてしまい指や口元のしびれなどを引き起こす可能性があること。その対策としてはカルシウムの補充。それから赤血球やヘモグロビンの低下の可能性があること。これは事前に輸血をしておくことが必要です。
ちなみに普通は両腕から採取するそうですが、血管の状態によっては腕からとれないことがあり、その場合は両足のもものあたりにカテーテルを挿入して採取することもあるそうです。

まずはそこまで。採取が終わった後の抗ガン剤治療の方針は採取した頃には決まっているはず。そこで改めて説明を聞きます。


さてと。今日。
体調は相変わらずよいです。食欲もあるし、体内に腫瘍がなければ全く健康なんですけどね。
午前中にG-CSF製剤を注射するのだと思っていたら、準備の関係か午後になりました。そこでびっくりしたことが一つ。白血球を増やす効果を期待したときの注射は50〜100μgでしたが、今回の注射はなんと600μg。液量も多いです。この注射は皮下注射で、液を入れるときの痛みが多少あります。私にとっては我慢できないものではないですが、量が多いとなるとちょっと嫌。嫌っていったって仕方ないんですけど、気分的に嫌です。
でも今日の看護師さんはとっても注射のうまい人で、皮下注射に限らず採血も痛みが少ないことが多いのです。今日の注射もほとんど痛みなく終わりました。ラッキー。
ちなみに、今回はなぜかノイアップ(協和発酵製)ではなくノイトロジン(中外製薬製)でした。

明日からも毎日この量の注射です。問題なのは注射の副作用。Increased-BEACOPP療法では100μgの投与で5日目くらいから骨が痛み出したわけですから、6倍の量ではもう明日くらいには骨が痛いかもしれません。そして第5/第6クールでは熱も出したわけで、これも副作用と考えられますから近いうちに熱を出すかもしれません。まぁ熱は副作用ならそんなに心配はいりませんけれど、あの骨の痛みはちょっと嫌です。。

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コメント(9件)

内 容 ニックネーム/日時
読んでいてため息が出てしまいました(決して長文だからじゃないですよ)。自家移植だから自分の造血幹細胞を採取するんだろうと思ってはいましたが、血液から採取するのではなく腰の下のほうから採取するものとばかり思っていました。
移植前の前処理も大変だとは聞いてますが、やはり色々と処置があるんですね。
ドナーからの提供ではなくて自分の細胞なら移植後の心配はあまりないのかな?
私もいつかは選択しなくてはいけない治療法だと思うのですが…。
応援することしかできませんがうまくいくことを祈っています。
tetu
URL
2007/02/24 21:32
私の知り合いも数名、自家移植を行っています。いろいろ見てきて、大変さは充分分かっています。私も再発すれば、自家移植を視野に入れておくように言われています。寛解のために頑張りましょう。まずは末梢血が無事に採取できますように。それと、骨の痛みが少ない事を祈っています。(私の友達はサロンパスのような貼り薬を処方してもらっていましたよ)
なつまま
URL
2007/02/25 08:40
tetuさん、長文のため息もちょっとはいっているのでは(^^;; あとから読んでみて、「ちょっと長い」じゃなくて「とても長い」じゃん、って自分でつっこんでみたりしました。。
昔は骨髄から採っていたらしいですが、最近は腕からが主流のようですね。自分の細胞ですから拒絶反応はないのですが、その分(?)若干根治率が低いということもあります。でもまずはリスクの低いものから、ということじゃないでしょうかね。
応援のお気持ちだけで本当にうれしいです。ありがとうございます!
fan
2007/02/25 10:14
なつままさん、私は大変さが充分に分かっていません(^^; まぁ、そのときに「おおぉ、大変じゃん!」って思えばいいかなぁ。呑気すぎ。。。まずは採取をきっちりやることですね。
骨の痛みに貼り薬ですか!初めて聞きました。ひどくなったら聞いてみよう。
fan
2007/02/25 10:18
・・・
ゴメン、よく分からんけど大変そうなことは伝わってきた。( ̄▽ ̄;)
今後、別の症状も出てきそうですね。
さてと、・・・スナックじゃなかった。( ̄▽ ̄;)
しばやん
URL
2007/02/25 12:22
先日のCTの結果次第ですが、やはり移植は意識してます。
たぶん今の病院ではなくて転院すると思いますが。
このブログを通じて応援する事しかできませんが
うまく造血肝細胞が採取出来る事を祈っています
ネオ
URL
2007/02/25 14:24
しばやんさん、聞いて理解できたことをほぼそのまま載せてしまったので記事が長くなりすぎました(^^;;;
スナックはもちろん?食べてるんですが、時間切れで載せられませんでした(^^;;
fan
2007/02/25 20:29
ネオさん、ネオさんは化学療法だけで寛解していると信じています。意識しておくことは必要かもしれませんけどね。
応援していただけるだけで本当にありがたいです!!私もがんばります(^o^)/
fan
2007/02/25 20:32
細かいことが決まったら、もうそれに突き進んでいくしかないね!!勇気もってがんばれ!!
私も入院当初は自家移植予定だったので、気持ちはすごくわかります!絶対にうまくいくし、ゆったりとした気持ちで臨んでいってね!!
みーこさん
2007/02/25 23:17

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